北野瑠華 グラビアは美しいもの「偏見なくしたい」地上波連ドラ初主演 グラドル役好演中 とにかく挑戦
元SKE48で俳優の北野瑠華(26)が、ABCテレビ「グラぱらっ!」(日曜、深夜0・10。関西ローカル。TVerで配信中)で地上波連続ドラマに初主演し、好演を見せている。昨秋発売の初写真集「触れて、みる?」(白夜書房)の大ヒットとともに、舞台など演技の仕事も積み重ねてたどりついた大役。グループ卒業1年で「想定外」というブレークに本音を明かし、「グラビアは美しいもの」と使命感をのぞかせた。
気合の水着姿でインタビュー会場に現れた。「まさか地上波で主演がこんなにも早く決まるとは思っていなかった。びっくり」。卒業後は名古屋から上京して舞台を中心に芝居に挑み続け、ステップアップしてきた。
北野はグラビア界が舞台の危険なラブコメである今作で、駆け出しのグラビアアイドル・葛木さくら役を演じている。自身も初写真集で見せた一糸まとわぬカットが話題となり、グラビアでもブレークした。
「あそこまで攻めることは自分の中で決めたこと。もちろん後悔も全くない。それで、こんなにいろいろなお仕事につながるとは」。グラビアで夢を追う主人公は、まさにハマり役だ。
映像作品で水着になるのは初めてで「体作りはした。修正で迷惑をかけないようにしようと頑張りました」と振り返った。原作には過激なシーンもあることからファンに心配されたが、「私もどこまで表現するんだろうと最初は思ったけど、最後まで不安なく演じられた。安心して見てほしい」と呼びかけた。
今回の主演で伝えたいこともある。「グラビアは、どうしても見慣れない人からすると偏見がある。女の子は脱げばいいよねって言われがち。でも私はグラビアを本当に楽しんでいる。メイクや衣装で見たことのない自分にも出会える。グラビアは華があって美しいものだと伝えて偏見をなくしたい」。飛躍させてくれた仕事への恩返しの気持ちも込めた。
卒業後、「アイドル時代は全く売れていなかった。みんなはバカにすると思うけど『北野瑠華』として名を残したい」と決意して始めた俳優業。覚悟を込めた大胆な初写真集などで存在感を示し、状況を変えてみせた。「巡ってきたチャンスを大事にすれば人生が変わることはある。夢はある」と笑顔で言い切る。
一方で「まだまだ満足はしていない」と、役の幅も広げていく考え。「今はちょっときわどい役が多い。でも、お芝居の経験が浅いからこそ、できることは全部やっていきたい。今はとにかく挑戦する」。“逆襲”を期する芸能人生の第2幕を、着実に進んでいる。
◇北野 瑠華(きたの・るか)1999年5月25日生まれ、岐阜県出身。12年、SKE48に6期生として加入。24年6月30日をもって卒業。19年シーズンから卒業までサッカー・J3のFC岐阜応援隊初代応援隊長を務めていた。今年4月期のテレ東系「ジョフウ~女性に××××って必要ですか?~」に出演。血液型A。身長158センチ。
