美容クリニック「にしたんクリニック」や通信サービス「イモトのＷｉＦｉ」などを手がけるエクスコムグローバル株式会社社長・西村誠司氏が９日にＴｉｋＴｏｋに投稿した動画を更新。ＹｏｕＴｕｂｅでブチ切れたことが話題になっている実業家、堀江貴文氏について理解を示した。

　９日に配信された、堀江氏が出演する経済エンターテインメント番組「ＲＥＡＬ　ＶＡＬＵＥ」で、プレゼンターで登場した男性が、堀江氏が毎年主催し、主演するミュージカルでの演技について酷評。それに対して、堀江氏は「俺が出るから客が来るんだよ！」「お前は何の付加価値も作れてねえくせに偉そうなこと言うんじゃねえ！」などと怒りをぶちまけた。

　西村氏は「演技じゃないね。ガチでキレていた。ガチギレ」と印象を語り、毎年、堀江氏のミュージカルを観賞。交流もあることから「みなさんより堀江さんに近い立場」と前置きして、持論を展開した。

　昨年１２月の公演では、堀江氏の長セリフからスタートしたが、「５～１０分くらい。台本では６ページあると聞いた。これだけ長いセリフを、あれだけ忙しい人が、どうやって覚えたんだろうなと、すごく感心した」と西村氏。「同時に、相当な努力がないとあれだけの量は読めない、覚えられないと、素直に『すごいな』と思った。絶対に見えないところで、すごい努力をしているな」と語った。

　さらに、「堀江さんは、本人には無自覚だろうけど、人の何倍、何十倍も、知識の肉付けを日々行っているからこそ、あれだけの発信や発言をできている。彼の努力する力ってそこにあるなと思った」と話した。

　堀江氏の作品に限らず、多数のミュージカルを見るという西村氏は、「ミュージカルは、演者のうまい下手より、演者の魂みたいな、気持ちが出ていることの方が演技イコールかそれ以上だなというのがある」と認識を言葉にした。

　また「テクニカルな演技では、他の演者さんの方が堀江さんよりうまいと思うけど、あのミュージカルでは、堀江さんが一番努力してきたことだったり、ミュージカルの興行を成功させる思いが一番あふれ出ていた。そういうことを含めて、観客に伝わって何か見て感じ取って帰って行くという点においては、そこにリアルバリューがあると思った」とも。

　さらに「堀江さんが毎年、商業的にも成功させることであったり、来てくれた人を満足させていくことに、誰よりも真剣にむきあっていたからこそ、あの志願者に対して、あれだけガチギレしたんだなと思う」と堀江氏に激怒に理解を示し、「怒って当然だな」と結論づけた。