宝塚音楽学卒業式 村上理事長「今、歌劇団は変革期」 改善に向けての取り組みを改めて説明

 タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(中西達也校長)の第111期生卒業式が1日、兵庫県宝塚市の同校で行われ、2年間舞台人に必要なレッスンに励んだ39人が巣立った。

 宝塚歌劇団と音楽学校の理事長兼務の村上浩爾氏は、卒業生への祝辞の中で「今、宝塚歌劇団は111年の時を経まして、変革期にあると思っています。改善に向けていろいろな取り組みを進めているところです」と説明。続けて「具体的には、昨年から公演スケジュールの見直し。また、より良い舞台を作るにあたって直接関係のない決まり事を見直す。また、先般(1月14日)発表させていただいたような(歌劇団の)株式会社化、あるいは(6年目以降のタカラジェンヌの)雇用契約化。これらは全て、決して形だけを作るためにやっているわけではない。目的達成のために歩みを進めている。ちょうど今、基盤を整理している、そういう状況にあるという風に理解してほしいと思います」と語った。

 理事長はさらに「良い舞台を作っていくにあたって、皆さんが安心して自分の意見や思いを発信していけるように、こういう環境を整備するためにその努力を惜しまないようにしていきますけど、それは決して皆さんが好き勝手に言っていいということではありません。お互いを思いやることで、高い目標を乗り越え、あの素晴らしい舞台を作ってほしい」などとメッセージを送ると、卒業生らは真剣な表情で耳を傾けていた。

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