小泉今日子 受賞に「ご辞退したいぐらいの気持ちでした」と明かす
東京映画記者会(デイリースポーツなどスポーツ紙在京7社で構成)が制定する第67回ブルーリボン賞の授賞式が12日、都内で開催された。
「海の沈黙」、「碁盤斬り」などで助演女優賞に選ばれた小泉今日子は、「この受賞の知らせを聞いた時にうれしいという感情が全く生まれなくて、ご辞退したいぐらいの気持ちでした。そんなにいい仕事ができたのかなという不安の方が心に浮かびました」と打ち明け、「本当に映画は大勢の人が関わって皆の力を出し合って、本当に真摯(しんし)に作る物だと思います。スタッフや共演者の皆さんの喜んでくれる顔が見たくて、今日はいただきに来ました」と、出席にあたっての心持ちを説明。
「エンターテインメントの世界はいろいろありますけど、真面目に真摯(しんし)に物を作っている人たちが現場にいると思っています。まだまだすてきな作品に出会えるように頑張りたいと思います」と、エンターテインメントへの信頼を口にした。昨年は音楽やナレーションも含めて8本の映画に携わったとも話して「本当にいい出会いが多くて楽しい1年でした」と振り返った。
小泉は2005年度に「空中庭園」で主演女優賞を受賞している。
