ＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」の１４日放送後に次週予告が流され、中宮定子（高畑充希）が「香炉峰の雪はいかがであろうか」と清少納言に問いかける一幕があり、一時「香炉峰」がトレンド入りした。

　１４日放送の「光る君へ」では、ききょう（ファーストサマーウイカ）が、定子の女房になることが決まり、初めて２人は対面する。恭しく頭を下げるききょうへ、定子は「「清…少納言。そなたを今日から清少納言と呼ぼう」と名付け、ききょうも感激。「素敵な呼び名ですので、ぜひ、それでお願いしますっ」と頭を下げ、定子も「フフ。愉快である。清少納言、末永くよろしく頼む」と呼びかけ、ここに長く続く定子と清少納言の絆が始まる。

　次週予告では、定子が「香炉峰の雪はいかがであろうか」と呼びかけ、清少納言が御簾（みす）を上げるシーンが映し出された。そう、清少納言の代表作「枕草子」に出てくる「雪のいと高う降りたるを」の中にある「香炉峰の雪、いかならむ」という場面を映像化したものと思われる。漢詩にかけた定子と清少納言の才気あふれるやり取りが楽しい一節だ。

　ネットでは「香炉峰」が一時トレンド入りするほどで「次週予告の『香炉峰の雪』で『おおおおお』と立ち上がった時、『ちゃんと古文を勉強しておいてよかった』と思った」「次回、もう香炉峰の雪…！」「みんな大好き香炉峰のくだりが実写化されます！」「香炉峰の雪の話、学生時代に習ったのを予告見て思い出した…！」など盛り上がりを見せている。