稲川淳二×元プリンセス プリンセス・渡辺敦子 異色コラボでパラアーティスト発掘 福祉活動で共鳴

 「稲川芸術祭2023」でコラボする稲川淳二(左)と渡辺敦子
 「稲川芸術祭」のロゴ
2枚

 怪談家の稲川淳二(75)と、プリンセス プリンセスのリーダーとして知られるアーティストの渡辺敦子(58)がコラボすることが19日、分かった。稲川が立ち上げた障がい者アートの祭典「稲川芸術祭2023」と、渡辺が学校長を務めるTSM(東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校)がタイアップし、稲川芸術祭のテーマソングを渡辺プロデュースでTSMの生徒が制作するもの。ともに福祉とエンターテインメントの二刀流で活動する2人が、強力タッグを組む。

 稲川は今年31年目を迎える全国ツアー「稲川淳二の怪談ナイト」と、パラアーティストを発掘・紹介する「稲川芸術祭」で、エンターテインメントと福祉の二刀流での活動を続けている。稲川自身、26歳の若さで死去した次男が重度障害者で、長きにわたり障がい者を支援する講演活動も行ってきた。

 渡辺も音楽活動やTSMの学校長とともに、障がいがあり支援が必要と認められた子供たちが対象の児童発達支援・放課後等デイサービス「ダイアキッズ」を千葉県市原市に2カ所で運営しており、やはり二刀流の活動を続けている。

 渡辺は数年前にプライベートで「稲川淳二の怪談ナイト」の公演も見ており、稲川をリスペクトしていたといい、今年6月末に都内で稲川、渡辺、テーマソング制作に携わる生徒たちが対面した。

 渡辺は「稲川さんは一瞬にして全体の空気を詠んでお話をされる、すごい感性の方だと思います。31年もの永きにわたり『怪談ナイト』を公演し続け、それもこの夏1000公演を迎えるなんてほんとすごすぎますね」と感嘆。「稲川芸術祭の志に寄り添える曲を学生たちと一緒に制作していきます」と意気込みを述べた。

 稲川も「テーマソングをプリプリの渡辺さんプロデュースで、それも才能ある若手の皆さんに制作してもらえるなんて夢にも思いませんでしたぁ。感激ですね~」と喜び、「どんな曲ができるのか楽しみにしていますよ~」とエールを送った。

 テーマソングのコンセプトは稲川らしく「ゴースト」。8月8日に発表され、同日から配信し、ミュージックビデオも公開する予定だ。また、今年の稲川芸術祭は9月30日まで作品を募集している。

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