藤井聡太王位 開幕2連勝 抜群安定感!後手番で快勝 冷静な対応
将棋の藤井聡太王位(20=竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖との七冠)が佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける第64期王位戦七番勝負第2局2日目が14日、神戸市北区の有馬温泉「中の坊瑞苑」で指され、藤井王位が佐々木大地七段(28)に98手で勝利。後手番ながら一度も優位を譲らない快勝で、王位4連覇に向けて、その先の年内八冠へ向けて、幸先良く開幕2連勝を飾った。
序盤から果敢に攻める佐々木七段を柔軟に受け止め、一日目から優位を譲らない安定感で、藤井王位が完勝した。
先手番の佐々木七段に得意戦型・相掛かりへと進められ、序盤から銀を進撃させられたが、藤井王位は冷静に対応。「少し引っ張り込む形で対応した。銀を負担にできればと思っていたんですが、逆にこちらの桂馬が負担になる展開もありうるので、どう判断するかが難しかったと思います」と振り返った。
2日目は完璧対応で優位を拡大した。佐々木七段が長考しても「見えなかった」という反撃の角打ちから、自陣に馬を作って対抗。「すぐに働くわけではないので、成否は微妙かと思っていました。少し比較が難しくて分からなかった」。その後も佐々木七段の攻めに丁寧な指し回しで対応し、「陣形をどうまとめるかが問われる展開かと考えていました。最後は一手勝ちの形になったのかなと思います」とうなずいた。
第3局は25、26日、北海道小樽市の「料亭湯宿 銀鱗荘」で指され、18日には防衛に王手をかけた佐々木七段との棋聖戦第4局を挟む。藤井王位は「これまでの2局をしっかり振り返って、第3局以降頑張りたいと思います」と意気込んだ。佐々木七段は「序盤の細かい形を理解しておらず、暴走してしまったのが厳しくした原因」と敗因を分析し、「課題が山積みなので、しっかりと修正したい」と前を向いた。
