SixTONES感無量グループ悲願の東京D初単独公演 ジェシー「いつまでもみんなで年を取っていけたら」5万5000人熱狂

 人気グループ・SixTONESが21日、全国ツアー「LIVE TOUR 2023『慣声の法則』」の東京ドーム公演を開催した。グループ悲願の同会場での初単独公演。メドレーを含む全27曲で5万5000人を魅了した。ジャニーズJr.時代、2012年のドラマ共演からスタートした6人。夢にまで見た舞台に立ち、ジェシー(26)は「いつまでもみんなで年を取っていけたら」と互いの絆をかみしめた。

 熱狂と興奮を全身で浴びた。

 「お待たせー!夢の東京ドーム!きょうは、オレたち6人の声とみんなの声しかない。幸せでしょ。オレらの声とぶつけあって最後まで楽しんでって!」

 田中樹(27)はペンライトの海をまぶしそうに見つめて、メッセージを投げかけた。

 ついにたどり着いた夢舞台。勇姿を目の当たりにしたファンも涙した。松村北斗(27)は「初めてドームを意識したときって自分たちのためだけの思いだったと思うけど、いつの間にかドームという存在が自分たちのためじゃなく、たくさんの人たちのためのものになっていた」と喜びをかみしめた。

 SixTONESの原点は2012年のドラマ「私立バカレア高校」。出演メンバーとして抜てきされたのが、当時ジャニーズJr.の6人だった。その後、それぞれに活動しながらも「このメンバーでやりたい」と事務所に直談判。2015年に正式に結成された。

 高地優吾(29)は当時について「最初、シアタークリエでライブをやったけど、当日券にお客さんなかなか並んでくれないね、みたいな不安があったり」と述懐。それでも「何度も芸能界から退こうと思ったけど、この6人なら大丈夫って根拠のない自信があった」と走り続けてきた。森本慎太郎(25)は「当時の観客数は600人。その100倍くらいの人数なんだよな」と心を震わせた。

 セットリスト序盤には、Jr.時代の「Amazing!!!!!!」を歌唱。グループの心意気が込められた楽曲で、「何年もやっていなかったけど、初ドームでしっかり披露したかった」と京本大我(28)。歩んできた道のりに思いをはせた。

 ジェシーは「“ドーム、ありがとうございます”」と得意のダジャレをお見舞いしながらも、真剣なまなざしでつぶやいた。「それぞれがパフォーマンスしている姿を見て、ウルッとくるときがある。これからいつまでも、みんなで年を取っていけたらいいと思う」。6人の絆が、これからの夢を導いていく。

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