鈴木京香が日本建築学会文化賞 ヴィラ・クゥクゥ買い取り改修が評価 インスタで見学会も報告

 女優の鈴木京香が日本建築学会文化賞を受賞したことが19日、分かった。同学会HPで発表された。鈴木は取り壊しの危機にあった吉阪隆正+U研究室設計の渋谷区のヴィラ・クゥクゥという建物を個人で引き受け、保存再生と一般公開を視野にいれ改修を行ったことが評価された。

 ヴィラ・クゥクゥは1957年の竣工。世界的建築家のル・コルビュジエのアトリエで学んだ吉阪氏の代表作のひとつ。仏文学者の近藤等夫妻が50年にわたって住み続けた。

 個人宅だった建築物だが、鈴木は「管理人」として維持管理し、一般公開も前提に検討を進めており「その貴重な価値を共有できることの意味合いも極めて大きい」と評価されている。

 また鈴木の知名度もあり一般読者向けの雑誌で数多く取り上げられ、SNSで話題となったことなど、広く周知されたことで「建築の文化的価値を広く知らしめることに貢献するものであり、今後の有名建築保存再生への理解を推進するという点で意義深い」と受賞の理由が説明されている。

 鈴木のスタッフが更新するインスタグラムでは10日の投稿で「ヴィラ・クゥクゥの第一回見学会を行いました!」と報告。今回はお世話になった方々を招いたものだったようだが「いつか皆さまにも楽しく安全に見てもらえるよう、今回の集いを参考に準備を進めていきたいと思います」と報告している。

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