「村神様!」WBCサヨナラ勝ち後もコールやまず 渋谷区のスポーツバーも劇的勝利に大騒ぎ
予約制のパブリックビューイングが開催された東京・渋谷のスポーツバー「Fields」では早朝から侍ジャパンの激戦に一喜一憂するファンであふれた。祝日ということもあってか試合開始前から次々と人が集まり、プレイボール後には満席状態に。20代、30代の若い世代の来客も目立った。
試合は佐々木朗希投手の剛速球で幕開け。160キロ超えの球速表示が映し出される度に拍手と歓声が起こった。展開は四回に3ランで先制されると一時は同点に追いつくものの、直後に勝ち越しを許す苦しい状況が続いた。店内が一丸となって戦況を見守る中、歓喜の瞬間は最終回に訪れた。
村上宗隆内野手が逆転サヨナラタイムリーを放った瞬間、村上のユニホームを着て応援を続けていた狩野大輝さん(22・学生)は跳び上がってガッツポーズ。村上コールがこだまする中「不振が続いていましたけど、必ず打つと信じていました!まるで自分がヒーローインタビューを受けてるみたい!」と感激の声を上げた。
喜びが爆発する店内では涙を浮かべる人の姿もチラホラ。「ここで見られてよかったよ!」と声をかけられた店長の田中守さん(68)は「そう言ってもらえるのが最高にうれしい」と笑顔を見せていた。