歌手で俳優の福山雅治（５４）が４月期のＴＢＳ系ドラマ「ラストマン－全盲の捜査官－」（日曜、後９・００）で主演を務めることが１８日、分かった。福山が演じるのは全盲の凄腕プロファイラーで、バディを務める孤高の刑事役に俳優・大泉洋（４９）が抜擢された。公私ともに親交の深い２人が無敵バディを結成し、同局の看板枠・日曜劇場を盛り上げていく。

　親交の深い福山と大泉が、ＴＢＳ系が誇る“看板枠”で名バディを結成する。

　２人のドラマ共演は２０１０年のＮＨＫ大河ドラマ「龍馬伝」以来１３年ぶり。福山は「大泉さんが（『龍馬伝』の役で）自害をされてしまって悲しい別れをして以来。久しぶりに生きている大泉さんに会えて、うれしいですよ」と“再会”を喜び、大泉は「今回は何とか最後まで生き続けたい。最近の僕は、福山さんの面白い話をする人になってましたから」と意気込んだ。

　ドラマ共演こそ久々となる２人だが、音楽番組などではたびたび共演。福山は大泉を「洋ちゃん」と呼ぶなど、画面の中からも仲の良さを垣間見せている。今回の共演に際し、大泉は福山から「そろそろ新作を作らないと」と“面白い話”の更新を迫られて？いるといい「今回の（共演で）新作を仕入れておきます」と誓った。

　「集団左遷！！」（１９年）以来、４年ぶりの日曜劇場主演となる福山。演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学生として来日したＦＢＩ（アメリカ連邦捜査局）特別捜査官・皆実広見（みなみ・ひろみ）。過去の事故がきっかけで両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件を必ず終わらせる最後の切り札という意味で“ラストマン”の異名を持つ。

　一方「ノーサイド・ゲーム」（１９年）以来のＴＢＳ系ドラマ出演となる大泉が演じるのは、凄腕の刑事・護道心太朗。自らキャリアではなく現場を志願し、捜査一課で圧倒的な検挙数をあげており、皆実と組み、事件を解決していく。

　福山は自身の役柄を「フェアな精神を持っていますが、正義のためには二枚舌、三枚舌を使う上手くやる大人の男です」と説明。大泉の演じる心太朗のキャラクター像は「大泉洋という人のカッコいい部分とダークな部分を持ちあわせている」とし「ちょっとニヤリとできるような、そういう見せ方がこのバディだったらできるんじゃないか」と胸を躍らせた。