京セラ創業者・稲盛和夫さんお別れの会 日本経済をけん引 8月に90歳で死去

 京セラ創業者で8月に90歳で死去した稲盛和夫名誉会長のお別れの会が28日、京都市の国立京都国際会館で開かれた。

 参列した日本電産の永守重信会長は「厳しくて温かい稲盛さんが大好きだった。経営の師だ。京都でも次の人が出てこなあかん」と悼んだ。建築家の安藤忠雄氏は「今の日本人が忘れている、ひたすら努力して考えることを実行したすごい人」と故人をしのんだ。国民民主党の前原誠司元外相(衆院京都2区)は「日本航空の再建時は晩節を汚すリスクを負いながらも、日本を救うという一心だったと思う」と振り返った。

 会場には稲盛氏の生前の足跡をたどる展示ブースも設けられた。日本航空再上場やKDDI発足記者会見の際の写真などが飾られた。稲盛氏は鹿児島市出身。KDDI設立や日本航空の再建を手がけ、戦後を代表する経営者として日本経済をけん引した。8月24日に老衰のため京都市内の自宅で死去した。

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