宝塚宙組新人公演 亜音有星2度目の主演「堂々と歩くことができた」

 宝塚宙組「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」新人公演に主演した亜音有星(右)と山吹ひばり
 宝塚宙組「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」新人公演に主演した亜音有星(右)と山吹ひばり
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 宝塚歌劇団宙組「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」の新人公演が13日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、初舞台から6年目の103期の亜音有星(あのん・ゆうせい)が2度目の主演した。ヒロインは105期の山吹ひばり(やまぶき・ひばり)で、昨年7月の「シャーロック・ホームズ」の新公に続くコンビでの主演となった。

 華やかな舞台映えする容姿の亜音。「前回は銀橋のライトがまぶしくて動揺しました。でも今回は落ち着いて堂々と歩くことができました」と2度目の主演に経験を生かした。

 LDHとのコラボ作品でいつもの宝塚とは違った作品。今回の山王連合会リーダー・コブラは、ドラマ版でEXILE・岩田剛典が演じた。「力強さや仕草は岩田さん、でも演じることは(本役の)真風涼帆さんから学びました」と宝塚版を強く意識した。

 宙組トップスター真風からは、細かなことよりも「メンタルを教えていただいた」と明かす。「まずは堂々と立つこと。みんなをまとめること。(後輩に)背中を見せていくといったことを学ばせていただいた」と振り返る。「真風さんに教えていただいたから大丈夫!と思えました」と笑顔を見せた。その一方で「課題も各場面でありました。特に歌ですね」と反省を見せた。

 ヒロインのカナは宝塚オリジナルの役。山吹は「(ハイローの)世界観でも違和感がないよう、研究しました」と振り返る。本役のトップ娘役の潤花からは「落ち着いて、冷静に」とアドバイスをもらった。そのおかげもあり「前回は一人で完結させてしまいましたが、今回は亜音さんのセリフに応え、心を通わせることができました」とセリフのキャッチボールに笑顔を見せていた。

 東京宝塚劇場の新人公演は10月27日。

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