河合優実「1番ピンときた」道で天性の演技力発揮 ブルーリボン新人賞
東京映画記者会(デイリースポーツなどスポーツ紙在京7社で構成)が制定する「第64回ブルーリボン賞」の受賞者が23日、決定した。恒例の授賞式は、コロナ禍で昨年に続き中止となっている。
同じ女子高生役ながら、「サマーフィルムにのって」ではクールなメガネっ子、「由宇子の天秤」では塾講師の子を妊娠-というかけ離れた2役を、デビューから約3年で演じ分けた河合優実(21)が新人賞に輝いた。
いずれも19年撮影で「当時はアプローチも何もかも固まっていなくて、想像して自分の感覚でなぞる感じで、シンプルに自由に動いた」と、天性の演技力で好演している。
子供の頃からダンスにのめり込み、表現することを突き詰めるため、「1番ピンときた」女優の道を選択。演じる魅力を「言葉にしない部分を表現できるから楽しい」と説明し、今年は「もう一個リミッターを外して、怖がらずにいろんなことをやっていく年にしたい」と飛躍を誓った。