宝塚月組 礼華はる連続主演「気を引き締めて集中!視野を広げられたかな」

 宝塚歌劇月組新人公演「今夜、ロマンス劇場で」に主演した礼華はる(右)と花妃舞音
 宝塚歌劇月組新人公演「今夜、ロマンス劇場で」に主演した礼華はる(右)と花妃舞音
 宝塚歌劇月組新人公演「今夜、ロマンス劇場で」に主演した礼華はる(右)と花妃舞音
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 宝塚歌劇月組「今夜、ロマンス劇場で」の新人公演が25日、兵庫・宝塚大劇場で上演され、礼華(れいか)はるが2度目の主演を果たした。

 コロナ禍のため1年4カ月ぶりのとなった前回の新公「桜嵐記」に続いて、2作連続の主演。主役の健司を演じた礼華は「前回は初めてのことばかり。今回は少し視野を広げられた気がします」と振り返った。「お芝居の『自分が夢を持たないといい物を作れない』とかセリフに背中を押されました」と、劇中のセリフがそのまま自身への励ましになったという。178センチと舞台映えのする容姿に加え、丁寧な芝居で舞台を締めた。

 またきよら羽龍ら、主要な役の生徒がケガで休演。最後の新人公演学年ということもあり「長の学年として、引っ張っていかないと。改めて気を引き締めて集中しただけに、上演出来たことにホッとしました」と周囲を見渡す成長も見せた。

 今回、ヒロインの美雪を務めたのは、花妃舞音(はなひめ・まのん)。初舞台から2年目での抜擢に「美雪として生きられて幸せ」と瞳を輝かせた。下級生ながら堂々とした芝居と歌を披露した。

 物語では映画が重要な鍵を握り、健司と美雪も、ステージいっぱいのスクリーンに映し出される。礼華は「きちんとは見れてないのですが、あまりの大きさに迫力があって。ふだんカメラで撮られることはないので、(本物の)映画みたい」と笑顔。花妃も「袖から少し見えたのですが、こんなにステキなんだ!って感動してしまいました」と“スクリーンデビュー”に照れた様子を見せていた。

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