神田沙也加さん急逝 母・聖子は深い悲しみ 仲むつまじい“一卵性親子”

 ファンに囲まれ松田聖子(左)と2ショット=2003年6月
 お宮参りで沙也加ちゃんを優しいまなざしで見つめる神田正輝、松田聖子夫妻=1986年10月
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 女優、歌手、声優として活躍した神田沙也加さんが18日午後9時40分、35歳の若さで急逝した。同日午後1時頃、滞在していた札幌市内の22階建てホテルの14階屋上部分で倒れているのが見つかった。母の歌手・松田聖子(59)は、現実を受け止めることができない状態だといい、19日のディナーショーは急きょ中止に。仕事を共にした人々や、訃報を伝えたテレビ生番組のMCら、芸能界にも衝撃と悲しみが広がった。

 訃報を受けて、聖子の所属事務所は19日昼過ぎにコメントを発表した。「未だこの現実を受け止めることができない状態です」と聖子の状況を伝え、「深い悲しみ」にあると説明した。所属事務所の公式サイトはサーバーがダウンし、レコード会社の公式サイトで発表された。

 神田さんが亡くなった18日夜、聖子は都内のホテルでディナーショーを行っていた。関係者は「通常通り行われた」と証言。19日夜も開催予定だったが急きょ中止に。聖子は神田さんのもとに駆け付けたとみられる。

 86年10月1日、聖子は神田さんを出産した。当日は夫で俳優の神田正輝(70)が都内で出産報告会見。16日の退院の際には夫婦そろって会見し、神田さんをお披露目した。聖子は「この子がわが子だなあと思って感動した」と、柔らかな母の顔を見せていた。

 神田さんと聖子は“一卵性親子”と呼ばれるほど仲むつまじい時期もあった。聖子のコンサートや音楽番組、CMなどで共演。東日本大震災の発生した11年には「NHK紅白歌合戦」で「上を向いて歩こう」をデュエット。聖子は「一緒に出演できることに、大きな意味がある」と話している。

 15年の紅白では、神田さんが「アナ雪」の楽曲をNYから披露。NHKホールで映像を見た聖子は娘の成長に感極まり、目頭を押さえて涙した。

 正輝は18日、MCを務めるテレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」に通常通り朝8時から生出演した。97年の聖子との離婚後も親子関係は良好で、17年の神田さん結婚時には「娘が決めたんだから、それでいい」と喜んだ。「今のうちに色んなことを経験してほしい。まわりへの感謝と思いやりを忘れずに」と願っていたが、若いまま先立たれることになってしまった。

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