木下都議辞職「理不尽」と恨み節も「議員継続を望んでいるのに仕事させてもらえない」

 辞職会見する木下富美子都議=東京都庁(撮影・出月俊成)
 辞職会見する木下富美子都議=東京都庁(撮影・出月俊成)
 記者会見後、東京都議会議長(右)に辞職願を提出する木下富美子都議(左)
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 東京都議選前に無免許運転を繰り返していたとして在宅起訴され、東京都議会から2度の辞職勧告決議を受けるも辞職拒否していた木下富美子都議が22日、東京都庁で会見を開き、辞職表明した。「東京都議会議長に辞表を提出する決断をいたしました」と述べ、約20分にわたって謝罪や主張を語り続けた。

 これまでの議員活動を振り返り、都民に感謝されたことも多かったとして「本当にうれしく思ったものでした」としみじみと語った。

 無免許運転については全面謝罪するも、一方で「有権者の皆さんに選んでいただいたことを最も大切に考え、法律による議員の身分保障は民主主義の根幹であり、4年間の任期を都民の皆様にご奉仕したいと申し上げてきましたが、仕事がしたくて議員継続を望んでいるにも関わらず、仕事をさせてもらえないという現実が、先日の委員会開会拒否で明らかになりました」と主張した。

 「議員として十分に仕事をさせてもらえない理不尽な現実に悩みました」と述べ、その中で「政治の師」だという小池百合子知事に相談し、辞職を決断したと説明した。

 「刑事訴追との間で十分な説明責任が果たせなかったために、大切な両親の安全が脅かされる事態となりました。これ以上家族を巻き込むことができない」とも述べた。

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