「報道特集」稲田朋美氏を「タカ派的な言動で知られる」と紹介 女性議員比率問題で

 衆院議員の稲田朋美氏が13日、TBS系「報道特集」に出演し、VTRで「タカ派的な言動で知られる」と紹介された。

 「女性議員はなぜ少ない?」という特集で、キャスターの膳場貴子アナウンサーが、自民党内で女性議員を増やす活動をしている稲田氏を取材した。VTRの冒頭で、稲田氏について「安倍(晋三)元総理の秘蔵っ子と言われ、タカ派的言動で知られる」とナレーションで紹介された。続けて「その稲田議員は、2年半ほど前、女性議員を増やそうと、党内に『女性議員飛躍の会』を立ち上げた」と趣旨に沿った言葉が続いた。

 10月の衆院選で、小選挙区で当選した2人の女性議員も取材していたが、立憲民主党の吉田晴美氏は「自民党の石原元幹事長を破り初当選した」「外資系の証券会社に勤め、イギリスなど海外で勤務したこともある」「母が病気で倒れたことをきっかけに政治を志す」という紹介。同じく立民の堤かなめ氏「元大学教授でジェンダー問題を研究してきた」というナレーションだった。

 稲田氏は取材に対して「『比例の1位を女性にしましょう』と言うと、それは大反対になります」など実情を説明。党内で「女性をなるべく入れようという意識はあまりない」と明かした。

 稲田氏は候補者の一定比率を女性とする「クオータ制」の導入を主張。「女性議員を増やさないと、自民党の価値とか評価が下がると思った時に真剣になると思う」と男性議員たちの心理を分析した。

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