25年万博 大阪館で「未来の都市生活」体験 建物の一部はレガシーとして恒久化

 大阪府と大阪市は30日、2025年大阪・関西万博に出展する地元パビリオン「大阪館」の基本計画案を取りまとめた。「未来の都市生活」を体験できる展示内容とし、乗るだけで来場者の健康状態を自動診断するアトラクションを設ける。展示や運営費などを含む総事業費は約160億円と見込んだ。建物の一部はレガシー(遺産)として恒久化し、万博後も民間事業者が活用できる形を取る。

 吉村洋文知事(46)は基本計画案を取りまとめた会合で「次の時代を感じられるようなパビリオンにしたい。iPS細胞(人工多能性幹細胞)で作ったミニ臓器の展示も実現したい」と述べた。

 大阪館のテーマは生まれ変わりや再生を意味する「REBORN」で、健康・医療が基軸。目玉は「アンチエイジング・ライド」で、近未来をイメージした乗り物で来場者がらせん状の坂を上っている間に、機械が自動で生体情報を解析する。来館者数は280万人を見込む。

 施設は地上2階建てで、延べ床面積は約9千平方メートル。基本計画案では、万博後も建物部分を残す他、収集された生体情報を公的な研究機関や民間事業者などで利活用することも見据えて検討するとした。

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