松風理咲 心を動かす女優に BS朝日時代劇「無用庵-」で清楚な妻を好演

 透明感のある瞳でカメラを見つめる松風理咲(撮影・堀内翔)
 ドラマや映画に活躍する松風理咲(撮影・堀内翔)
 透明感のある瞳でカメラを見つめる松風理咲(撮影・堀内翔)
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 女優・松風理咲(20)が、水谷豊(69)主演のBS朝日4K時代劇スペシャルシリーズ「無用庵隠居修行5」(21日放送、後8・00)でさわやかな風を吹かせている。同シリーズに3度目の出演。清楚な着物姿を披露し、笑いあり、サスペンスありの人気作に癒やしを与える。高校1年で上京しドラマデビューして5年。これからの思いを聞いた。

 隠居した旗本の大番士・日向半兵衛(水谷)が主人公の人気時代劇で、松風は半兵衛の養子である新太郎(田中偉登)の妻・おふみを演じている。

 「最初はすっごい緊張してたけど、年数がたつごとに仲良くなっていって。帰ってきたみたいな感覚で現場に入れるのは新鮮な感じがします」

 舞台は江戸時代。言葉遣いなどに戸惑いもあったが「今は、おふみちゃんぽく明るい元気な感じでやってと言われるので、途中からはありのままで」。着物での撮影には「着物は好きなんですけど、すごく動きづらい。所作も教えてもらうんですけど、それを気にしながら過ごさなきゃいけないのは大変です」と苦労も明かした。

 中学2年生の秋、地元の岐阜県でスカウトされた。毎日テニスに励み真っ黒に日焼けした部活少女にとって、芸能界は「想像すらできなかった」雲の上の世界だった。一念発起して高校に進学するタイミングで上京。今は仕事の傍ら大学にも通う。現在は3年生で心理学や映画、映画音楽、哲学など幅広く学んでいる。

 初出演したドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」(16年)から5年。怖いイメージがあったという芸能界にも慣れてきた。「最初は、現場で何やってるんだろうと分からない状態だったけど、今は自分がやらなきゃいけないことが分かってきた。もっとがんばらないと」と決意を新たにする。

 これからは女優として新たなステージを目指す。「今までは結構自分のお芝居にばかり集中してたんですけど、一緒にお芝居してる相手の心をちゃんと動かせるような女優さんになりたい」。かつて舞台で共演した石田ひかり(49)に憧れているといい「本当に上品な方でステキ。そんな女性になれたらなと思います」と口にしつつ、「今は全然!」と無邪気な笑顔で答えた。

 ◇松風理咲(まつかぜ・りさき)2001年1月17日、岐阜県生まれ。14年にスカウトされ、15年に東京メトロのCMで堀北真希さんと共演し注目を集める。16年、テレ朝系ドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」で連ドラ初出演。19年にBS朝日4K時代劇スペシャル「無用庵隠居修行3」から毎年同シリーズに出演。趣味はピアノ。特技は乗馬、スキー。身長153センチ、B型。

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