三遊亭好楽、前座時代は23回破門の破天荒 「泣いてお詫びして23回」
落語家の三遊亭好楽が29日深夜にテレビ東京で放送された「チマタの噺」に出演。23回破門された破天荒前座時代を明かした。
好楽は八代目の林家正蔵に弟子入り。笑福亭鶴瓶から「それでクビになった?」と聞かれると「クビにならないよ。ちゃんとすぐに泣いて、お詫びして、1回許す、2回許す、3回許す…で23回」「破門させといて、(好楽が)来ると許したんだよね」と振り返り、鶴瓶も苦笑しきりだ。
そんな好楽に師匠がとびきりの笑顔を見せたのが、好楽が結婚したいと申し出た時だったという。「かみさんをもらうと言ったら、『そうかい?』って喜んじゃった」と言い「「ずっとこの子を生涯怒って面倒みないといけない負担がかみさんに移るから『そうかい?いつかい?仲人かい?』なんて…」と、責任から逃れ、大喜びだったという。
好楽は「怒られるかと思った。前座だからね。前座のくせに所帯なんかとんでもないというかと思ったら『そうかい?』って。喜んだ顔は今でも忘れない」と懐かしそうに振り返っていた。
そんな師匠は好楽が真打ちになって1年後に他界。その後は五代目・三遊亭円楽のもとへ。前師匠の正蔵とは「同じような性格。すごい怒る」と言いながらも「でも正しい怒り方。むやみやたらに怒りやがってと思ったが、正しい怒り方だった」と感謝していた。