菅首相会見「安心安全」根拠示せ質問に 有観客で「大声出さない、直行直帰」と

記者会見で9都道府県の緊急事態宣言解除を表明する菅首相=17日、首相官邸(代表撮影)
記者会見で9都道府県の緊急事態宣言解除を表明する菅首相=17日、首相官邸(代表撮影)
記者会見で9都道府県の緊急事態宣言解除を表明する菅首相=17日、首相官邸
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 菅義偉首相が17日夕、官邸で記者会見を行った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言に関して、7都道府県でまん延防止等重点措置に移行することや、東京五輪・パラリンピック開催について「子供たちに夢や感動を伝える機会」「世界が団結して難局を乗り越えていくことを世界に発信したい」と語った。「安全安心」と繰り返しているが、リスクがどれだけ増大するか説明されていない。

 取材側からは「安心安全の根拠を示さずに開催を強調されても不安を感じる国民は納得できない。『安全安心』を繰り返すのではなく、リスク認識を示していただきたい」との質問が飛んだ。

 菅首相は「まず『安全安心』な大会を実現するために、感染対策をしっかり講じて、リスクを可能な限り小さくすべく、具体的対策を詰めているところ」とし、来日する選手、関係者、メディアへの対応は、複数回検査など従来通りの説明を繰り返した。

 また「多くの方がご自宅から観戦されると思うが、会場に来られる観客は常時マスクをして、大声の応援は禁止されることになると承知しています。会場に直行直帰することも大事だと思います。こうしたことを含めて組織委員会がガイドラインを作るというふうに承知しています」と有観客開催前提で答えた。

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