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寄席支援のクラウドファンディング実施 柳亭市馬「噺家の土台なくすわけにいかない」

 落語協会と落語芸術協会は18日、都内で会見し、コロナ禍で運営継続の危機にある都内の寄席5軒を支援するため、クラウドファンディングを実施すると発表した。目標金額は5000万円。同日から6月30日まで寄付を募る。

 落語協会の柳亭市馬会長(59)は「寄席は噺(はなし)家にとっては、ただ芸を披露する場でない。土台といってもいい。みんなそこで修行をして一人前になる。若い人たちのためにも寄席はなくすわけにはいかない」と説明。落語芸術協会の春風亭昇太会長(61)は「寄席は落語家にとっては特殊な場所。仕事場というよりは道場のような一面がある。一度なくなったら(寄席を)もう一度やりましょうと手を挙げる方はないと思う。ぜひご協力いただきたい」と訴えた。

 両協会によると、昨年度の寄席の売り上げは前年比平均マイナス70%。窮状を目の当たりにした三遊亭小遊三(74)は「背筋が寒くなるというか寄席が危ないと実感した。何とかこの企画が成功して、年内は持ちますように、ご協力をお願いしたい」と危機感をあらわにすれば、春風亭一之輔(43)も「クラウドファンディングは、落語家とか粋をモットーにしている人間からすると、野暮なことをしてるなと思う方もいるかもしれませんが、コロナに粋は通じない。野暮を承知でやっています」と語った。

 支援対象は鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場、上野広小路亭。集まった寄付は、公演継続のための資金として、各席亭の経営状況に合わせて分配される。

 寄付はプロジェクトのサイト(https://readyfor.jp/projects/yose)で受け付け。3000円から1000万円まで9種類あり、手ぬぐいなどの返礼品が付くコースもある。

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