2021年春の叙勲受章者発表 森進一、いしだあゆみが受章

 森進一
 いしだあゆみ
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 2021年春の叙勲受章者が29日、発表され、歌手の森進一(73)、俳優のいしだあゆみ(73)に旭日小綬章が贈られた。

 森は知らせを受けたコメントで、ファンらへの思いとともに、代表曲「おふくろさん」をなぞらえるように「亡き母にもこの喜びを感謝の気持ちとともに伝えたい」と深い実感を込めた。のど自慢番組で勝ち抜き、1966年に「女のためいき」でデビュー。「港町ブルース」「襟裳岬」「冬のリヴィエラ」「北の蛍」など数々のヒットを放った。歌手生活55周年を記念し作詞作曲した最新曲「昭和・平成・令和を生きる」を発表。「一層の精進を重ねて心に響く歌を唄い続けて参ります」と誓った。

 いしだは幅広い役柄で女性のたおやかさや、したたかさを体現してきた。中学生の時に大阪から単身上京し、63年にレコードデビュー。68年発表の「ブルー・ライト・ヨコハマ」が大ヒット。その後は演技の世界へ。テレビでは「阿修羅(あしゅら)のごとく」「北の国から」などの名作ドラマに次々出演。映画「火宅の人」では数々の女優賞に輝いた。

 19~20年のテレビドラマ「やすらぎの刻(とき) 道」に出演するなど、73歳の今も役者としての歩みは続く。「これからも一作一作丁寧に心を込めてお仕事に取り組みたい」と抱負をつづった。

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