鳩山元首相、五輪海外客断念に「コロナに打ち勝ってないのになぜ五輪にこだわるのか」

 鳩山由紀夫元首相が10日、ツイッターに新規投稿。東京五輪・パラリンピックの海外客受け入れについて、政府と大会組織委員会、東京都が見送る方針を固めたという報道を受け、「コロナに打ち勝ってないのになぜ五輪にごたわるのか」と疑問を呈した。

 鳩山氏は「東京五輪を海外客を入れずに開催する方向だと言う」と切り出し、「菅首相は『人類がコロナに打ち勝った証』として五輪を開催すると豪語したが、海外客を入れなければコロナに打ち勝っていないではないか」と指摘。「コロナに打ち勝ってないのになぜ五輪に拘るのか。商業主義に偏した五輪に参加するアスリートがかわいそうだ」と苦言を呈した。

 海外客の受け入れ断念は、世界各国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いているためで、聖火リレーが始まる今月25日以前に、IOCなどを交えた会談を経て正式発表される見通しになっている。

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