吉村知事 システム混乱懸念「どれもリンクしてない」…厚労省、河野大臣、市町村接種台帳

 大阪府の吉村洋文知事(45)が16日、同府庁での会見に出席。新型コロナウイルスのワクチン1瓶あたりの接種回数が6回から5回に変更されるなど混乱があるなか「システム系は早く準備しておかないと、また混乱する」と接種状況の共有体制を不安視した。

 吉村知事は「システム系については早く準備しておかないと、また混乱すると思います」と切り出し、「現場でやっていて思うんですが、厚労省のV-SYS(ワクチン接種円滑化システム)と、河野さん(行政改革担当大臣)のシステムと、市町村の接種台帳と、どれもリンクしてないですから。これは課題だと思いますね」と話した。

 厚労省のワクチン接種円滑化システム「V-SYS」は主にワクチンの流通状況を把握するもの。それに加えて、河野大臣が号令をかけた接種状況をリアルタイムで把握するための新システムと、各町村の「予防接種台帳」が存在している。

 吉村知事は「市町村と国とのシステムがつながっていなかったら、また市町村の事務が増えて、国への報告事項が増えて、市町村が大変な状況になるというのが僕の中で浮かんでいる」と、実務的な負担を懸念。「そうならないような仕組みを国にはお願いしたい」と話した。

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