M―1 マヂラブ優勝…上沼祝福「別の人に入れたけどな」 野田と爆笑応酬
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2020」決勝が20日、東京・テレビ朝日で行われ、マヂカルラブリーが優勝した。
おいでやすこが、見取り図との3組で争った最終ラウンドを、スピード感ある漫才で制した。
17年大会では最下位に終わったマヂラブ。野田クリスタルは「最下位になっても優勝することあるんで、あきらめないでください」と声をあげた。野田は霜降り明星・粗品に続く、R-1ぐらんぷりとの2冠達成。
マヂラブは、17年大会では「よう決勝残ったなあ!」とブチキレ酷評を浴びた上沼恵美子と“再戦”。
第1ラウンドで漫才を終えると、野田クリスタルが「3年前、放送事故みたいになり、漫才を見つめ直して一から作って参りました。早くあの人の声が聞きたいです」と笑わせた。
漫才に大ウケしていた上沼は「94点」を付けた。しかし、司会の今田耕司が「あの人の声を聞きましょう」と上沼に振ると、上沼は「待って?3年前?なんにも覚えてないわ」とあっさり。「ごめんね、ごめんねやない、私、謝る気はないけど」と笑わせ、これに野田が「何人にもあんなことしてるんだ」と返した。
上沼は「あんたらアホやろ。ほんまにバカバカしいでしょ。おもしろいよな。バカバカしさが突き抜けるのは芸術や。3年前はごめんごめん」と拍手し、「お金で済むことだったら、謝るわよ」と笑わせた。
最終決戦後に、上沼は「もう良かった。思ったひとがなって。(最後は)ちがう人(おいでやすこが)に入れたけどな」と笑わせ、「ごめんね3年前、本当におめでとう。審査で(悩んで)頭痛いわ。首まわらへん。おめでとう」と祝福した。
野田は、今回が「審査員最後」だと発言した上沼の前で、「えみちゃん、やめないでぇ~」と叫んでいた。