三浦春馬さんが演じた五代友厚の生き方を問う 映画「天外者」の舞台裏を関テレが放送
関西テレビが、故三浦春馬さん主演映画「天外者(てんがらもん)」(公開中)の舞台裏を描いた「天外者 五代友厚」(後4・00、関西ローカル)を20日に放送する。
幕末から明治初期、日本の未来のために駆け抜けた男を描いた「天外者」。7月に30歳で急死した三浦さんが圧倒的な熱量で五代友厚を演じた。
公開まで7年を要していた。「大阪の恩人」とも呼ばれ、大阪市内に五体の銅像がある五代だが、晩年、ある事件に巻き込まれ、歴史に埋もれてきた。功績を再評価し、志を後世に伝えようと、2013年、市民有志が映画プロジェクトを立ち上げ。ところが、勉強会やイベントを重ねても、映画化への機運は高まらなかった。
16年、田中光敏監督が合流。翌年、五代役を時代劇初主演の三浦さんに託した。昨秋、京都でクランクイン。坂本龍馬役に三浦さんと約10年ぶりの共演となる三浦翔平(32)、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎役に西川貴教(50)がキャスティングされた。2人も初の時代劇挑戦だった。
明治2年(1869年)、大阪で政府高官だった五代は、転勤命令に対して部下たちの嘆願に応え、官を辞して大阪に戻る。その後実業家として、大阪経済の復興に半生を捧げた。力を注いだのが製藍事業。日本の藍を世界に広めるために鉱山を抵当に入れ、多額の借り入れをして大会社を興す。しかし事業は失敗し、莫大な借金を背負った。脚本にはなかった五代の知られざる思いを、三浦さんはさりげなく芝居に込めた。
五代はなぜ歴史に埋もれたのか?映画化を志した人々は五代の何を伝えようとしたのか?軌跡をたどり、今の時代に五代という生き方を問う。
ナレーションを担当する西川は「五代さんに興味のある方と映画『天外者』をつなぐ接点に僕がなれたらなと。皆さんが今、そしてこれからというものを考えていただくきっかけになるような映画だと思うので、少しでもたくさんの方にご覧いただければと引き受けました」とコメントした。
