眞子さま 関連行事を飛ばし結婚の可能性も…宮内庁内で異例の事態想定

 秋篠宮さまは30日、55歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、東京・赤坂御用地の赤坂東邸で記者会見し、長女眞子さま(29)の結婚について「認める」と明言された。一方で、以前の会見で婚約の条件に多くの人が納得し、喜んでくれることを挙げたことを問われると「私の主観になりますけれども、決して多くの人が納得し、喜んでくれている状況ではない」との認識を示した。

 女性皇族の結婚では婚約内定後に、一般の結納に当たる「納采(のうさい)の儀」が実施される。18年に結婚した高円宮家の三女守谷絢子さんの場合、夫の守谷慧さんの使者が高円宮邸を訪問。清酒などを渡した。結婚式の期日を伝える「告期(こっき)の儀」や、式当日に使者が絢子さんを迎えに行く「入第(じゅだい)の儀」も祝意の中で続いた。

 こうした行事は皇室典範にも記載はなく、宮内庁幹部は「必ずしも実施が決まっているわけではない」と話す。このまま多くの人の納得が得られず、祝意を受ける状況が生じなければ、関連行事を飛ばして結婚に踏み切るのではないか。宮内庁内では、異例の事態を想定する見方さえ出ている。

 名古屋大大学院の河西秀哉准教授は「秋篠宮さまは自由でリベラルな子育てや教育の方針を取り、家庭では個人の考えを尊重されてきた。眞子さまの結婚の意思までは否定できなかったのだろう。一方、代替わりで皇嗣となり、天皇家全体を考えなければならない重責を担うようになった。会見では『結婚と婚約は違います』とも述べている。婚約は家と家との関係であり、個人の意思による結婚とは異なる。自由闊達な秋篠宮家と、伝統的な天皇家のはざまに立つ秋篠宮さまの苦悩が顕在化したと言える」と話した。

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