映画「鬼滅の刃」見えた超速歴代1位 年内に「千と千尋-」超えへ

 社会現象となっているアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、23日までの公開39日間で興行収入259億円を突破し、映画の国内興行収入歴代3位に浮上したことが24日、分かった。前週から興収26億円を積み上げ「君の名は。」(250億円)と「アナと雪の女王」(255億円)を超えた。動員も1939万人超と2000万人目前。28日から入場者特典の第2弾がスタートするなどぬかりなく、年内の歴代1位更新が現実味を帯びてきた。

 公開から40日足らずで「君の名は。」と「アナ雪」を超えた。歴代2位「タイタニック」(262億円)の背中は目の前。「千と千尋の神隠し」が残した日本記録、興収308億円が見えてきた。

 6週目を迎えてなお上映館数は1館増の414館。コロナ第3波の影響が懸念されたが、3連休もあって衰え知らずの勢いだ(前週は29億円増)。

 28日には隔週で第4弾まで予告されている入場者特典の第2弾がスタート。書き下ろしイラストカードが先着100万人に配布され、リピーターも期待される。

 依然として“ライバル不在”が続くのも大きい。冬興行の洋画大作はアメコミ原作の「ワンダーウーマン 1984」のみで12月18日公開。邦画は20日に「STAND BY ME ドラえもん2」が公開され、12月に人気コミック原作の「約束のネバーランド」などが待機するが、同じ東宝配給のものが多く、バランスを取った興行が続くとみられる。

 映画関係者は「歴代1位の『千と千尋』超えは時間の問題。興収400億円も夢ではなくなってきた。コロナ禍の特殊な事情と作品の質が化学反応を起こした奇跡のような映画。不滅の記録になるだろう」と予測した。

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