俳優の武田真治（４７）、小池徹平（３４）、溝端淳平（３１）、菅田将暉（２７）らを輩出した、男性スターの登竜門「第３３回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終選考会が２２日、都内で開催され、北海道出身の中学３年、前川佑（たすく）さん（１４）がグランプリに輝いた。

　身長１７９センチの爽やか系で、２年前にモテたくて始めたというギターの弾き語りを披露して、１万７１５８人の応募者の頂点に。「一緒に戦った仲間と、いい出会いができました。結構、自信があったんですけど、みんなかっこよくて、不安になるくらいで」とライバルのファイナリストをたたえつつ、喜びをかみ締めた。

　地元で高校に進学予定というが、「ミュージカル映画が好きなので、歌って、踊って、演技がしたい。ドラマにも出たいです」と俳優志望を告白。あこがれの存在を聞かれると、「日本にはいないんです」と米ロックバンド・Ｒ５のメンバーで役者業もこなすロス・リンチ（２４）を挙げた。歴代受賞者は仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズへの起用が多いが、「小さい頃から特に好きではなくて」と正直すぎる回答を続けて、“大物の素質”を漂わせていた。