トランプ米大統領夫妻コロナ感染 肥満気味…重症化も懸念

 トランプ米大統領(74)が2日未明(日本時間同午後)、ツイッターで、自身とメラニア夫人(50)の新型コロナウイルス感染を明らかにした。「今夜、大統領夫人と私は新型コロナウイルスの検査で陽性だった。私たちは直ちに隔離と回復のプロセスを始める。私たちは一緒に乗り越える!」とつぶやいた。

 お気に入りとされる、最側近のヒックス大統領顧問の感染が1日に判明し、トランプ夫妻は濃厚接触者として検査を受けていた。隔離措置に入るが、専属医は2人の体調は現時点では良好で執務に支障はないとの見解。11月3日の大統領選が約1カ月後に迫る中、選挙集会出席が制限され、再選への打撃となりそうだ。2日に予定していた激戦州の南部フロリダ州での集会出席を取りやめた。

 トランプ氏はマスク着用など感染防止策を軽視してきただけに、危機管理の甘さに批判が高まりそうだ。高齢の上、肥満気味とされており、重症化する懸念も残る。

 疾病対策センターは陽性と判定された人に自宅隔離を要請。無症状の場合、隔離期間は判定から10日経過することが目安で、少なくとも24時間の間隔を空けて2回連続で陰性と判定されれば、前倒しで解除できる。

 米国の新型コロナ感染者は700万人を超え、死者は20万人超でいずれも世界最多。トランプ氏はコロナ対応を批判されているが、第1回討論会で自らの対応について「素晴らしい仕事をした」と自賛していた。

 東京株式市場の日経平均株価はトランプ氏のコロナ感染を受け、続落。前日比155円安となった。

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