大阪府の吉村洋文知事が２９日、大阪府庁で囲み取材に応じ、新型コロナウイルス対策などについて説明した。

　基本的に毎日、質問が途切れるまで記者の質問に応じる吉村知事だが、この日は最後にフリーのジャーナリストから「コロナで中心的に出ている政治家の吉村知事、小池（百合子）都知事、西村（康稔）経済再生担当相は３人ともなぜか関西人。意識していないのか？」と質問が出た。

　毛色の違う質問に思わず白い歯を見せて笑った吉村知事は「あのー、今気付きました」。コロナ対策で小池知事、西村大臣とはビデオ会議をしたこともあるが、「特にあまり意識してないです。（ライバル意識？）僕、全くないですね」とライバル意識を否定した。

　コロナ対策に関しては「もし東京で良い取り組みしてたら、参考にしてやってます、悪く言えば、パクらせてもらってます。（東京が）当初感染者の数をグラフで作っていたのを、小池さんには『ちょっとパクらせてもらいます』と（話して大阪でも作った）」といい取り組みがあれば、どんどん参考にさせてもらっていることも説明。「いろんな週刊誌とか、書かれたりしてますが、僕自身、上昇志向があるわけでもない。何もないです」と笑顔で語るなど、自身に関する週刊誌報道にも自ら触れていた。