タレントの野沢直子が２４日、ブログを更新し、新型コロナウイルスによる肺炎で急死した女優・岡江久美子さんを悼んだ。

　約３０年前、岡江さんの夫で俳優の大和田獏の名前を連呼するコミック曲「おーわだばく」で話題を呼んだ野沢は、深夜番組で歌った直後に岡江さんと対面した思い出を振り返った。

　放送局の廊下で偶然会った岡江さんは、野沢の顔を見ると「あ！」と言って笑い出したという。野沢は「私が岡江さんに走り寄って『す、すみません。あの、私、ご主人の名前の歌を、あの、あの』と焦りながら言うと、『いいの、いいの、全然いいの。私ね、あれ観たのよ。すっごいおもしろかったわあ。本人もね、きっとうれしいと思う』と、ずっと笑いながらおっしゃってくださいました」と振り返った。

　野沢は「『ほんとにいいのよー、面白いもん。なんかね、逆にそういうのやってくれてうれしいの』とまで言ってくださり、なんて優しい方なんだろうと思っていました」と感激したことを明かした。

　その後、大和田とも雑誌で対談したという野沢は「大和田獏さんも本当に優しく、私のそんなふざけた歌のことをとても喜んでくださっていました」と夫婦の人柄を絶賛。「志村けんさんが逝ってしまわれて、またこんなに誰からも愛されている方が逝ってしまうなんて。信じられないです。謹んでご冥福をお祈りいたします」と寂しさを隠さなかった。