テレ東・松丸友紀アナ 新番組でプロデューサー就任!前代未聞の二刀流

 デイリースポーツでは、新たにアナウンサーにスポットを当てたインタビュー企画「アナ番D」がスタートする。第1回はテレビ東京の松丸友紀アナウンサー(38)。6日にスタートする新番組「シナぷしゅ」(月~金曜、前7・35)でプロデューサーを務め、二刀流に挑戦している。同局の人気番組「ゴッドタン」(土曜深夜1・45)で見せる芸人顔負けの全力投球を、民放で初めて乳幼児(0~2歳)を対象にした意欲作に注入。なんでもありの“ゴッドタン魂”で女子アナの可能性を拡張させている。

 深夜に培った“ゴッドタン魂”が、早朝の乳幼児向け番組に生きている。真逆のようだが、全力のボディーランゲージはまだ言葉の分からない赤ちゃんにも通じる“共通言語”。アナウンサーにしてプロデューサーに就任した松丸アナは「『ゴッドタン』に感謝です」と目尻を下げる。

 「シナぷしゅ」は昨年12月に5日間限定で放送され、500通を超える感想が寄せられるなど大きな反響を呼んだ。1児の母である松丸アナら社内のパパ・ママたちが部署を横断してチームを編成。「赤ちゃんに良質なコンテンツを届けたい!!」とアイデアを出し合った結果だった。

 パイロット版の放送前にはメインパーソナリティーを務めていた平日夕方の帯番組「よじごじDays」(月~金曜、後3・40)のスタジオ横で会議を行い、そのまま生放送に向かったことも。

 「得意分野を持ち寄って、私はダンスを振り付けました。『ゴッドタン』をやってなかったら、お尻プリプリとか思いつかなかったかもしれないですね。『がっしゃん』というコーナーのために大好きなパペット作家さんに直接電話して、予算がなかったので値切りに値切って発注、交渉をしたり、アナウンサーではすることのない仕事ですよね」

 低予算をアイデアで乗り越えるテレ東イズムの真骨頂。衣装代もなかったため古着を手作業で改造しており「親御さんから『手作り感があって親しみやすいんじゃないか』と言っていただくこともありました」とホームメイドな温かみが番組の魅力となっている。

 視聴率は4歳以上を対象にしているため、メインターゲットが0~2歳なのは極めて異例。動画配信やグッズ販売など放送外収入を見込んでおり、松丸アナらが毎週会議を開いて企画を進めている。

 「アナウンス部にいるとお金の事って一切触れないので、1円でも多くお金を生み出すためのビジネス的な感覚を一生懸命学んでいます。『開発からやっていきたいね』と話していて、無限大の可能性が広がっているコンテンツ。海外配信も考えていて世界中の赤ちゃんに届けたいです」

 6日から始まるレギュラー放送では、松丸アナが男女5人の小学生ユニットを手がける。自身が振り付けた「ぷしゅぷしゅダンス」を踊る、まだユニット名もないピカピカのキッズダンサーたちは、オーディションで130人から選出した。

 「周りからは、秋元康さんみたいに『“松丸康”になって頑張れ』と言われています。第2のFoorinさんみたいになって、紅白歌合戦に出られたらいいですね」

 前代未聞の超本格的二刀流。「ゴッドタン」でアナウンサー離れしたキャラクターを見せる松丸アナは、ますますアナウンサーの枠にとらわれない存在となっている。

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