歴代の韓国大統領が「悲惨な末路」 金慶珠氏が「事実上の粛正が続く」と背景解説
30日のテレビ朝日「モーニングショー」が、歴代の韓国大統領がいずれも自身や親族が懲役判決を受けるなど波乱が続いていることをテーマにし、東海大教授の金慶珠氏がその理由を解説した。
番組では韓国歴代大統領を並べ、民主化前は亡命、クーデター退任、暗殺などが続き、民主化後は自身や周囲が収賄罪などで懲役刑を受けるなどしており、これを「悲惨な末路」として紹介した。
前大統領の朴槿恵被告も巨額賄賂を受けたとして収賄罪などに問われ、韓国最高裁がソウル高裁に審理を差し戻し、差し戻し審をへて長期懲役刑が確定する見込みとなった。
金慶珠氏は「民主化以前と以降では違う視点が必要ですが、保革の対立が激しく、多くの大統領が5年退任で終わり、次は反対側の政権が入ってくるので、事実上の粛正のようなものがどんどん行われます」と指摘した。
こうした流れの中で、「身を守らなければいけない。そのため、政治はお金なしではだめと言われますが、政治勢力を保つため何らかの行いを行うわけですが、それが新たな政権によって告発され、有罪判決を受けるというようなことが繰り返されていますね」と解説した。