冷めぬ令和フィーバー 一般参賀14万人大行列…平成を上回る

 天皇陛下の即位を祝う令和最初の一般参賀が4日、皇居・宮殿であり、平成への代替わり時を約3万人上回る、14万人以上が訪れた。陛下は「わが国が諸外国と手を携えて世界の平和を求めつつ、一層の発展を遂げることを心から願っております」とあいさつされた。

 新たな元号の幕開けへの期待が、歴史に残る14万人超の大行列という形で表れた。

 陛下は皇后さまや皇嗣(こうし)秋篠宮ご夫妻、長女眞子さま、次女佳子さまらと長和殿のベランダに並んで立ち、東庭に集まった参賀者に「お祝いいただくことをうれしく思い、深く感謝致します」と述べ、笑顔で手を振った。

 上皇さまの弟で83歳の常陸宮さまは車いすで、95歳の三笠宮妃百合子さまは立って参加した。全ての公務を退いた上皇ご夫妻や慣例により未成年皇族は出席しなかった。

 一般参賀は午前10時から午後3時まで1時間おきに計6回実施した。皇居には朝から多くの人が詰め掛け、正門(二重橋)から、約1・5キロ離れた東京駅まで長蛇の列が続いた。この日は気温が高く、体調不良で宮殿に設けられた救護所に運ばれる人も続出した。

 宮内庁は当初、10月22日に催される代替わりの重要儀式「即位礼正殿(せいでん)の儀」の数日後に一般参賀を行うことを検討していたが、国民が参加しやすい連休中の開催を決めた。

 平成は、昭和天皇の喪中により、即位から1年10カ月後の1990年11月12日に即位礼正殿の儀を実施。参賀は18日に行われ、計8回で10万9800人が足を運んだ。4、5日には、宮内庁の京都事務所や那須、須崎、葉山の各御用邸などで記帳も受け付ける。

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