鈴木敏夫氏 宮崎駿監督の新作長編アニメ映画、公開は3年後か…絵コンテ完成

 スタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」について語った鈴木敏夫氏=東京都内
 「湯婆婆」と並ぶ夏木マリと鈴木敏夫氏=東京都内
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 スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏(70)が19日、東京・神田明神で、「鈴木敏夫とジブリ展」(20日~5月12日)の内覧会に、「千と千尋の神隠し」で「湯婆婆」の声を担当した夏木マリ(66)と登場。宮崎駿監督(78)の新作長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」の製作状況について明かした。宮崎監督は2013年9月に「風立ちぬ」を最後に引退することを宣言。17年5月に撤回して新作準備に入り、同10月には新作が「君たち-」となることを発表していた。

 夏木から「新しい映画はどうなんですか?」と直球質問を受けて、「宮崎駿が引退発表し会見をして、僕は隣で終始うれしそうにしてたのに。何もやらなくていいと思ってたら、だまされたんです。彼がもう一度やりたいと」と冗談めかしつつ回想。「『君たち-』は3年かけて、絵コンテが今まさに完成しようとしている。(公開時期は)まだ分からないけど3年後」と宮崎監督の“復帰作”について、踏み込んだ発言をした。

 「-ジブリ展」では、ジブリ作品にまつわる鈴木氏の書や絵コンテなど500点以上を展示。夏木は「鈴木さんの頭の中が展示されているよう空間。パワースポットのように人気が出そう」と興味津々だった。

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