宮本亜門氏 がん発見は奇跡…中国の仕事突然中止で検診「偶然にありがとうとしか…」

 前立腺がんを患っていることが判明した、演出家の宮本亜門氏(61)が12日、都内で記者会見を開いた。2月28日にTBS系「名医のTHE太鼓判!」の企画で受診した人間ドックと、その後の検査で前立腺がんが見つかり、ステージ2であることを告げられた。会見で宮本氏は、演出稼業への強い愛着を語り「落ち込んでいる場合じゃない。ここで終わりにしたくない」と力強く語った。

 会見で宮本氏は「一人でいると落ち込む」と心境を吐露したが、企画を受けた経緯が「あり得ない偶然」だったと明かした。

 宮本氏は「演出家は24時間、先の先の作品のことまでいつも考えて、僕に病院に行く時間はなかった」と説明。しかし2月初旬から中国で2カ月稽古が続く予定だったが、中国側の事情で突然キャンセルになったという。「こんなことはあり得ないんですが、キャンセルになったので、万が一のことも含めて、(オファーが舞い込んだ)番組を受けたんです」と明かした。

 「偶然が重なって。ありがとうとしか言えない」と宮本氏。キャンセルと番組のオファーがなければ「今年も来年もずっと仕事を続けて、(病状は)この時期で、このレベルではなかったでしょう」と語った。

 若い頃から「自分は自信のない人間」、「仕事があり、人に求められるのがエネルギー」と仕事で喜んでもらえることが活力の源と話し「ずっと演出の仕事を続けたい。ここで終わりにしたくない思いです」と述べた宮本氏。医師からがんを告知された際の衝撃を「うわーっ、来たか…」、「番組なので、表情を暗くしないと決めていましたが、めまいがした」と振り返った。

 5月に手術を受ける予定だが、セカンドオピニオンをおけることも検討している。

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