新元号「令和」の出典、「万葉集」出版各社が“特需”に沸く
政府が1日、「平成」に代わる新元号を「令和」と決定し、天皇陛下が改元政令に署名、公布された。「万葉集」を出版する出版社は、急きょ重版を決定するなど“特需”に沸いた。
新元号発表後、問い合わせが相次ぎ、講談社では「万葉集 全訳注原文付(一)~(四)」、「万葉集事典」(全て講談社文庫)について、計1万部の重版が決定。それに合わせ「令和」の2文字入りの帯の製作も決まった。
「-全訳注原文付(一)」は一部で新元号の考案者と報道された中西進氏の著で、担当者は「これを機に中西進先生の『万葉集』の素晴らしさを多くの人に知ってほしい」とコメントした。
また、角川書店でも「万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」などが計1万6000部の緊急重版が決定。ブームを予感させた。