内田裕也さん、1991年に都知事選出馬…「ヨロシク」政見放送で伝説

 釈放され原宿署を後にする内田裕也さん=2011年
 都知事選立候補のため選管を訪れた内田裕也さん=1991年3月
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 ロック歌手で映画俳優としても活躍した内田裕也(うちだ・ゆうや、本名雄也=ゆうや)さんが17日午前5時33分、肺炎のため都内の病院で死去した。79歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は近親者で行い、お別れの会は後日予定。

 1991年の東京都知事選に出馬した裕也さんは、政見放送で伝説を残した。冒頭からしばしの沈黙が続くと、おもむろにジョン・レノンの楽曲「パワー・トゥ・ザ・ピープル」をアカペラで披露。そのまま英語で自己紹介やプロレスラー・アントニオ猪木(76)が出馬を断念したことなどに触れながら、後半には自身の楽曲「コミック雑誌なんかいらない」を歌唱。最後は長い沈黙後に、「ヨロシク」とつぶやき、5分30秒の放送を締めた。

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