元歌のお兄さん、覚醒剤認める 沢田憲一被告初公判 懲役1年6月を求刑

 覚醒剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われた兵庫県伊丹市の音楽講師沢田憲一被告(49)は29日、東京地裁(福嶋一訓裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。判決は12月10日。

 沢田被告はNHKの子ども向け番組で1996年から3年間、「歌のお兄さん」として活動していた。被告人質問で「約2年前から覚醒剤を使った。作曲などの仕事でストレスがたまっていた」と述べた。

 検察側は論告で「被告から音楽を教わっている子どもらを失望させた」と指摘。弁護側は反省しているとして執行猶予付き判決を求めた。

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