ASKA、NHKに登場 覚醒剤事件を振り返る「裏切ったんですよね」

 歌手のASKA(60)が16日、NHK総合「ニュースウォッチ9」にVTR出演し、心境を語った。2014年5月に覚せい剤取締法違反で逮捕され懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けたASKAは、執行猶予が明けて今月5日、約5年ぶりにライブ活動を再開させている。

 ASKAは逮捕時の心境を「一番、絶望感を持った時期はあの、その日でしたから。堂々と歌えないと思いましたからね。(ファンを)裏切ったんですよね」と振り返った。

 覚醒剤の使い始めを「冷たいのって言われて、きっとなんかの略なんだろうと思って、それって効くの?、いや効くらしいよ、それちょうだい。恐ろしい覚醒剤だったわけですよ。知ってたら絶対にやってないですよ。すごく効いて、1時間おきにずっと3週間使ってしまったのがきっかけですね」と回想。

 「何が大変だったかっていうと、すごく強力に作用するものなので、抜けるときも大変なんです。体が動かなくなる。2日も3日も寝込むんですよ。動けない、つらい。だからまた繰り返し使ってその日はしのいでいく」と、覚醒剤の恐怖を証言した。

 また、「歌わない方がいい歌ってはいけない、なぜ歌ってはいけないのか。堂々とはできないから。堂々とできないものは相手に届かないですよ。堂々とできない、歌を歌えない、だったら歌を辞めるしかない」と、引退を考えたことも告白。

 再び歌い始めた理由を「僕が普通に活動することで、たくさん助かる人たちがいる。世の中から閉ざされた人たちに直視してくれる人が増えてくれるんじゃないかっていう気持ちがすごくありますね」と述べ、「僕は一生、きっとあの出来事と戦っていかなきゃいけないと思う」と、決意を語っていた。

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