菅井きんさん訃報 仲間由紀恵、三田佳子ら芸能界から惜しむ声

 時代劇「必殺」シリーズなど、テレビや映画の名脇役として親しまれた女優の菅井きん(すがい・きん、本名佐藤キミ子=さとう・きみこ)さんが10日午後2時、心不全のため東京都内の自宅で死去したことが23日、分かった。92歳。所属事務所が発表した。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は女婿の三上登(みかみ・のぼる)氏。偲ぶ会などを行う予定はないといい、所属事務所は「だいぶ(現場から)遠ざかっていたので」と説明した。

 同日、かっての共演者らが追悼のコメントを寄せた。

 仲間由紀恵(主演映画「トリック」、NHK大河「功名が辻」で共演)「驚きと深い悲しみでいっぱいです。大先輩でありながらも撮影現場では優しいお人柄がにじみ出る様なお芝居がとても印象的で、学ぶことばかりでした。あの笑顔にもうお会いできないかと思うと残念でなりません」

 三田佳子(主演のNHK大河「いのち」などで共演)「さすがの老け役で姑、母、老女と変幻自在に人間味のあるお芝居を見せてくださいました。しかし、そんな役の印象とは異なり、実は若々しく、明るく、とにかく行動的で、そして優しい方でしたね。とても親しくしていた頃が懐かしく思い出されます」

 三田村邦彦(「必殺」シリーズで共演)「年齢不詳でおしゃれでハイカラ。『実年齢より上の役しかこないのよ』と笑いながらおっしゃっていたことが忘れられません。藤田まことさんと白木万理さん、菅井きんさんが演じた中村主水、りつ、せんの3人による、掛け合いの芝居の見事さも脳裏に焼き付いています。お疲れさまでした」

 宮本信子(映画「お葬式」で共演)「もう34年前になりますが、二人でお通夜のシーンで踊った『東京だョおっ母さん』は忘れられません。又、最後の喪主のご挨拶のシーンは最高でした。素晴らしかったです。きんさん!本当にお世話になりました」

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