6代目笑福亭松鶴さん、生誕100年 一門で記念イベント実施

 落語家の笑福亭鶴笑(58)が28日、大阪市内で「六代目笑福亭松鶴生誕百年祭」の発表会見を行った。実行委員長を務める鶴笑は「師匠の100歳を一門でお祝いするのは夢」といい、一門関係者の説得を熱心に続け、実現にこぎ着けた。

 6代目の松鶴さんは1986年に亡くなったが、松鶴一門は現在、所属事務所が松竹芸能、よしもと、フリーと別れており、さらに笑福亭鶴光(70)一門は東京を拠点に活動している。

 鶴笑は「笑福亭が集まれることはなかった」と話し、「いろいろありましたが、松鶴を思う心は笑福亭で一つです」と説明。「生誕100年と33回忌が同じタイミング。みんなで何かできるならこれが最後と思った」と力を込めた。

 鶴笑によると、松鶴一門の筆頭で療養中の笑福亭仁鶴(81)は、「百年祭」の実現を喜んでいるといい、パンフレットの表紙にも揮毫(きごう)した。当日の参加は現時点で未定というが、鶴笑は「すごく協力していただきました」と振り返った。

 「百年祭」では9月3日から天満天神繁昌亭の昼席で「松鶴生誕百年祭ウィーク」と題し、一門約70人が日替わりで出演。さらに、6代目松鶴さんの直系弟子らによる「六代目笑福亭松鶴生誕百年祭」(繁昌亭、9月7・8・9日)、一門の若手による「笑福亭若手落語会」(動楽亭・繁昌亭、9月5・6・7日)も実施する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス