佐藤隆太「ROOKIES」に続く熱血教師役 日本初上陸舞台主演

 俳優の佐藤隆太(38)が舞台「いまを生きる」(10月5~24日、東京・新国立劇場 中劇場)に主演し、自由で型破りな教師役を演じることが10日、分かった。1989年に公開された傑作同名映画で米俳優ロビン・ウィリアムズさんが演じた教師・キーティング役を熱演する。2008年のTBS系連続ドラマ「ROOKIES」で熱血国語教師・川藤幸一という当たり役を得た佐藤が日本初上演の主演舞台で、新たな教師像を確立する。

 「夢にときめけ 明日にきらめけ!」の名言と共に教師役の印象を鮮烈に残した佐藤。「ROOKIES」シリーズから約10年の時を経て、今度は名作映画の教師に体当たりで挑む。

 オリジナルは89年公開の映画。厳格な規律に縛られる米国の全寮制学院を舞台に、「教科書なんか破り捨てろ」と生きる素晴らしさを説くウィリアムズさん演じる国語教師キーティングと、男子高校生の交流を描いた人間ドラマ。教師が机の上に立って物事の見方を変えることを教え、学校を去る教師を生徒が机の上に立って見送る最後の場面が感動を呼び、第62回アカデミー賞脚本賞に輝いた。

 映画の名場面も登場する舞台では、「ROOKIES」シリーズ同様に、高校を舞台に型破りな国語教師を熱演する。「驚きとうれしさが入り交じり、一気に鳥肌が立つのを感じた。さまざまな映画を見て俳優を志していた頃、特に刺激を与えてくれた大切な作品。キーティングのような先生に憧れた」。作品と役柄に深い思い入れがあるだけに「緊張感はありますが、自分たちならではの『いまを生きる』をお届けしたい」と燃える。

 芝居に生きるという夢を父親に拒絶されて自殺する生徒のニール役は、ジャニーズJr.内ユニット「Travis Japan」の宮近海斗(20)に決まった。「映画を見た時に、最後のシーンで涙があふれた。今から緊張しています」と身を引き締めた。「Travis-」の七五三掛龍也(22)、中村海人(21)、俳優の永田崇人(24)、浦上晟周(18)、田川隼嗣(17)も生徒役で出演する。

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