アグネス・チャン、あの“論争”振り返る 働く女性の状況「まだ改善できる」

 歌手のアグネス・チャン(62)が10日、東京・高輪のユニセフハウスを訪ね、旭日小綬章(外国人叙勲)の受章報告をし、1988年に起きた“アグネス論争”に触れた。

 論争は、アグネスが87年に第1子を出産した後、当時職場だったテレビ局などに「子連れ出勤」した是非を問われたもの。現在国会の焦点となっている“働き改革”の先駆けともいえる論争だった。

 アグネスは現在の働く女性の状況を「意識は進んだと思いますが、それに(現実が)追いついていない。働きたいんだけど、職場の理解が得られないなど、まだ改善できるスペース(余地)がある」と分析した。また、受章については「遅いけど、親孝行できたかな」と、涙を浮かべ喜んだ。

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