坂口憲二 芸能活動無期限休止へ 国指定難病「特発性大腿骨頭壊死症」を公表

 俳優の坂口憲二(42)が芸能活動を無期限休止することが31日、分かった。3年前から右股関節の痛みで仕事をセーブしてきたが、報道各社への文書で、病名を国の指定難病である「特発性大腿骨頭壊死症(とくはつせいだいたいこっとうえししょう)」と公表。日常生活には支障がないほどに回復しているというが、役者として激しいアクションをこなせないことから、治療に専念することを決めた。所属事務所・ケイダッシュは5月末で退所する。

 シリーズ化したヒットドラマ「医龍」で主演を務めた実力派が、苦渋の決断を下した。

 坂口は2012年に初舞台「十三人の刺客」に出演後、右股関節に違和感を覚え、14年初夏に1カ月間、治療のために休業。所属事務所によると、当時は痛みの原因が不明だったが、15年3月に「特発性大腿骨頭壊死症」と診断され、手術を受けたという。

 術後、一時的に車いすを使用する生活を送り、仕事は再開したが、TBS系「夢の扉+」(16年3月終了)のナレーションなど、画面に映らないものが中心となった。撮影を伴った仕事は17年3月まで放送されたDHCのCM出演のみ。今秋放送のドラマのオファーが届いていたが、体調を考慮し辞退した。

 現在は半年に1回のペースで通院。日常生活での歩行は問題ないが、走ることは控えている。軽減されたとはいえ痛みも残っており、持ち味だったアクションができるまでの“完全復活”は、見込みさえ立っていない。

 坂口は文書でコメントを発表し、「いつまた悪くなるかわからない状態でいざ仕事となったときに自分の力をセーブしながら続けるのも困難だと考え、この度の結論に至りました」と説明。当面は治療に専念する。今後については「自分のできることをやっていきたいと思っています。それが表現の世界なのか、また全く違った世界なのかは、今現在はわかりません…」とし、活動再開は未定とした。

 99年の芸能界デビュー時から所属していた事務所・ケイダッシュを退所することも決定。坂口は俳優業への熱意を失っておらず、復帰の時がくれば、同事務所はバックアップすることを約束している。

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