大杉漣さんをサッカー観戦に!天海祐希ら「緊急取調室」メンバーが団結した5年前

 俳優の大杉漣さんが21日午前3時53分、急性心不全のため死去した。66歳。20日に千葉県内で出演中のテレビ東京ドラマの撮影後に不調を訴えて向かった病院で、急死した。

 大杉さんは徳島県出身で、古くから地元のサッカーJ2・徳島ヴォルティスを熱心に応援。スタジアムにも駆けつけ、徳島サポーターたちにも慕われていた。13年12月に徳島が初のJ1昇格を決めた試合日には、テレビ朝日ドラマ「緊急取調室」の収録を行っていた大杉さんを、国立競技場で観戦させてあげるために、主演の天海祐希らが「大杉を国立に!」を合言葉に、収録を夕方までに終了させた。

 この件を大杉さんは同日のブログに記している。

 「今日は、来年一月からSTARTする連ドラの撮影がありました。予定では夕方終了予定でしたが、天海さん始め共演者の皆さんやスタッフの方たちが〈大杉を国立に!〉を合言葉にとてもがんばってくださったのです。撮影はとてもいい状態で順調に終えることが出来ました。終了時間PM3:20。私服に着替え控室を出ると、天海さん、小日向文世さん、でんでんさん、田中哲司さんなどなど、そしてスタッフの皆さんが勢揃いしていました。『さあ漣さん!急いで国立へ!健闘を!!』皆さんのこころやさしさに後押しされ、いざ決戦の地 国立競技場へ!」

 徳島のJ1昇格を見届けた大杉さんは「2-0で徳島勝利!長年の夢が現実になった瞬間」「徳島ヴォルティスの皆さん 本当におめでとうございます!!」「サッカーが大好きなイチサポーター 大杉漣」と記している。

 訃報が伝わった21日夜、徳島サポーターのHP掲示板には、突然の旅立ちを悼む投稿が相次いだ。

 「僕らの徳島ヴォルティスサポーターの兄貴的存在の大杉漣さんが亡くなりました。突然過ぎるニュースを見た瞬間に頭が真っ白になりました」と悼むコメントが続いた。

 「大杉さんの分まで私たちで応援しよう!!」「大杉漣の為に、一緒にJ1に帰ろう!」「漣さん、徳島ヴォルティスを愛してくれてありがとう!」と一致団結を誓う投稿も相次いでいる。

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