野村沙知代さんが名付け親、G.G.佐藤氏「感謝しかない」 沙知代さんお別れの会

洋服10点と思い出の写真10点が飾られた野村沙知代さんの祭壇=東京・ホテルニューオータニ(撮影・開出牧)
アジサイ、バラ、カーネーションをメインに作られた祭壇に飾られた野村沙知代さんの遺影=東京・ホテルニューオータニ(撮影・開出牧)
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 ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏の妻で、昨年12月に虚血性心不全のため亡くなったタレント・野村沙知代さん(享年85)のお別れの会が、25日に東京・赤坂のホテルニューオータニで開かれた。

 沙知代さんが率いていた少年野球チーム「港東ムース」で指導を受けた、西武、ロッテなどで活躍したG.G.佐藤こと佐藤隆彦さんも参列。「名付け親でもあるので。中1の初日に『じじいじゃねえんだから、背筋をしっかり伸ばせ、しゃきっとしろ』と言われた。それから『じじい』『GG』と言われるようになった。それでG.G.佐藤を名乗れている」と振り返った。

 プロ入り後も常に気にかけてもらっていたという。「すごく厳しかったけど、心折れそうな時も沙知代さんより怖いものはなかったので乗り越えられた。北京の時も『じじいしっかり捕れよ』と言っていたのを聞いて、頑張ろうと思った。感謝しかありません」と、故人をしのんだ。

 沙知代さんは昨年12月8日の午後に意識を失った状態で緊急搬送され、同午後4時9分に永眠。この日は野球界や芸能界から約1000人の関係者が訪れた。

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